このメルマガでは「美表情塾」塾長 中川よしこの出会いの中から
○笑顔の効果
○美表情トーク
○それぞれの笑顔ストーリー
などなどを月末に一度だけお届けしています。
=今月の出来事=
2ヶ月前、帯状疱疹を発症しました。
今も痛みと付き合っています。
「帯状疱疹」は、子どもの頃にかかった水ぼうそうウイルスが体内の神経に潜んでいて、
免疫力が落ちたときに再び活動し、炎症が神経を刺激することで強い痛みを感じます。
このウイルスが神経を通って皮膚の表面まで出てくると、
水ぶくれのような発疹が帯のように現れます。
私は、右の背中から胸にかけての広範囲に出てしまいました。
おそらく3歳ころに水ぼうそうにかかっていますが記憶にはありません。
記憶にある痛みといえば、骨折や傷または筋肉のコリなど、組織が損傷した時のことです。
神経の痛みはまったく未知の感覚でした。
見た目には何もないのに、内側から焼けるような、時にはキリで刺すような痛みが走る。
それが日によって強くなったり弱くなったりしながら、次第に形を変えています。
会話をしているときや運転中にも、突然「ギュッ」と掴まれるような痛みが走ります。
外傷でも筋肉のコリでもない「神経の痛み」。
身体には、脳から末梢まで神経が網の目のように繋がり張り巡らされている
1か所だけの刺激でも全身の神経が感じている
人体の不思議と興味深さに感動しています。
そして何よりも、60歳になった私に「若い人と同じようにはできないよ」と
まるで体の奥から、「ちょっと休んで」「もう少し気楽に」と知らせてくれているようです。
お医者さんから渡されたパンフレットに書かれていました。
ー免疫力が低下した、特に高齢者に多いーと。
今も食べ物を飲み込むたびに、胸に痛みが内側から走ります。
痛みが強い時は呼吸が浅くなり、表情にも力が入ってしまいます。
そんな時、「この痛みは、神経の暴走なのよ。勘違いよ」と自分に言い聞かせます。
そして、意識して呼吸を深めたり、表情筋をゆるめて笑顔をつくると、ふしぎと痛みが軽くなるのです。
更に、驚きの発見がありました。
聞き手の右手がほとんど使えなかったので、左手を使っていました。
左の分析脳が休んで、右の感情脳が活発になったのでしょう。
痛みが走っているのにも関わらす、幸福感が湧き上がってきたのです。
私は恵まれている、こんなに完璧な身体を持っているんですもの、と。
マウスも左手で使っていました。
右手指が固まって、特に右肩こりがあったのですが
右手指が柔らかく伸びて、肩こりもない状態!
当たり前に生活していたけれど、生活上の偏った身体の使い方で痛めていたのですね。
痛いと感じていたかもしれないけれど、鈍感になってしまっているのでしょう。
痛みとは不快ではなく、「今、体の中で何かが助けを求めているよ」というサインなのだと改めて気づきました。
身体と心、そして表情は確かにひとつでつながっている──
その実感を、噛みしめる日々です。
今月も最後までお読みくださってありがとうございました。
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